広島城について
広島城(広島城、通称「リジョウ」「鯉城」)は、広島の復興と歴史を象徴する存在です。1589年、西日本を代表する大名・毛利輝元によって築城され、長く地域の政治・経済の中心でした。
1945年8月6日、原爆の閃光と爆風で木造の天守は瞬く間に失われました。現在の天守は1958年に完成した復元で、外観は当時の姿を忠実に再現しつつ、内部は鉄筋コンクリート造の博物館になっています。
「現存天守」ではありませんが、平和記念資料館とは異なる切り口——戦前の城下町としての広島、軍事都市としての一面、文化の拠点だった時代——をたどれます。平和記念公園から徒歩15〜20分と近く、「失われたもの」と「再建されたもの」を同じ旅で対比させる意味のあるスポットです。
チケットと料金
| 区分 | 料金 | 備考 |
|---|---|---|
| 一般 | ¥370 | 天守内博物館 |
| 65歳以上 | ¥180 | 年齢確認に使える身分証を |
| 高校生 | ¥180 | 学生証など |
| 中学生以下 | 無料 | 15歳以下 |
| 外濠・二の丸など | 無料 | 堀、庭園、二の丸周辺 |
最新料金は広島城公式サイトを優先してください。
💡 セット券について
平和記念資料館との公式セット券はありませんが、城と公園をまとめて回るガイド付きツアーは多く、移動と解説が一体になる分、初めての方には効率的です。
開館時間
| 期間 | 開館 | 最終入城目安 |
|---|---|---|
| 3月〜11月 | 9:00〜18:00 | 17:30 |
| 12月〜2月 | 9:00〜17:00 | 16:30 |
休館:12月29〜31日(年始の扱いは公式で確認)。
外周:外濠や二の丸などの散策エリアは、天守の閉館後しばらくまで入れる場合があります(案内板・公式情報で確認)。
おすすめの時間帯
- 混雑が少なめ:平日の午前、とくに火〜木
- 桜の季節(3月下旬〜4月上旬):堀周りが映える一方、混雑は増します
- 写真:夕方は堀に天守が映りやすく、光が柔らかくなります
ゴールデンアワーの回し方
Hiroshima Tours 編集部
晴れた日の16〜17時台が好きです。まず展望台で夕景を楽しみ、下りてからライトアップが始まる頃に外周へ。多くの人が見過ごす、堀に映る天守の写真が撮れます。
天守の中で見るもの
復元天守は、戦前の広島をテーマにした約5層の展示スペースになっています。
階ごとの目安
- 1階:城の歴史概説、城下町としての広島の成り立ち
- 2階:武士の生活・文化、甲冑や武具の展示
- 3階:明治以降の近代化、軍都としての側面など
- 4階:写真資料、1945年以前の街の記録
- 5階(展望室):360°の眺望。市街、山並み、晴れた日は瀬戸内の方向も
外周の見どころ
- 堀:桜の名所としても知られる水堀
- 二の丸:櫓や蔵の復元(無料エリアあり)
- 広島護国神社:城内の神社。戦災を経て再建
- ユーカリなど:被爆後も芽を吹いた樹木——復興の象徴として紹介されることがあります
アクセス
JR広島駅から
- 路面電車:1号・2号系統で「紙屋町東」などへ、あと北へ徒歩約15分
- めいぷる〜ぷ:オレンジルートが城近くに停車
- 徒歩:市中心部を抜けて約25分
平和記念公園から
- 徒歩:縮景園方面へ15〜20分、街歩き向き
- 路面電車:「原爆ドーム前」から「紙屋町東」方面へ
住所
〒730-0011 広島県広島市中区基町21-1
料金を抑えるコツ
- 外周のみ無料:天守に上がらず堀・二の丸だけでも十分楽しめます
- 15歳以下:天守も無料
- 観光パス:広島の交通・観光パスに入城が含まれる場合あり(要確認)
- 近隣:縮景園(有料)、護国神社(参拝無料)などと組み合わせやすい
平和記念公園と組み合わせる
多くの旅行者が、半日〜1日で公園と城をセットにします。流れの例です。
- 午前:平和記念公園・資料館(2〜3時間)
- 昼:原爆ドーム周辺で広島風お好み焼きなど
- 午後:縮景園を経由して広島城(45〜90分)
- 夕方:本通アーケードなどで買い物
戦争と被爆の記憶から、戦前の街の姿へ——広島を多面的に理解する動線になります。
歴史のあらまし
- 1589〜1599年頃:毛利輝元による築城
- 1600年:関ヶ原の後、福島正則など支配者が変遷
- 1619年〜:浅野氏が入城し、幕末まで広島藩の中心に
- 1873年:帝国陸軍の施設として利用
- 1894〜95年:日清戦争時、明治天皇の大本営などとしても使用
- 1945年8月6日:原爆で被災・焼失(爆心地から約580m)
- 1958年:現在の天守が完成、歴史博物館として公開